コスト＝商品価格＋納品時と納品後の作業

以前お付き合いのあった方のご紹介で、或る総合病院様へ訪問いたしました。

こちらの総合病院様はグループ内に様々なクリニックや介護施設を運営されており、グループ内で使用する消耗紙製品については、病院様が全ての施設分をまとめてオーダーし、その後受入れ管理し、各施設向けに自ら配送されるというかたちを採っておられます。

商品そのものの価格についても、様々な要因で値上がりが常態化しているため、まずはこの点が争点となりますが、上記の「発注から商品の管理、及び各施設への配送」という業務の軽減化も、全体コストの削減につながると考え総合的なご提案をいたしました。

わかりやすいのは商品価格

価格上昇の要因は様々です。原材料価格の高騰が大きな要因のひとつですが、ここについては各社同様に影響を受けるものですので、メーカーを変えることは解決策になりにくいといえます。もちろん品質を落とせば価格も下がりますが、ユーザーやお客様はこの点に敏感ですので、あまり良い手段とはいえません。

この他に大きな要因になる点として物流が挙げられます。物流には絶対的に距離というものが存在します。距離には時間や燃料などがコストとして内包されており、さらにその距離を移動する人＝人件費もここに加わります。

これらの点を鑑み、輸送に時間がかからないメーカーの製品であればある程度価格を抑えることが実現できますので、当社でご用意できる近隣メーカーの商品をご提案いたしました。品質を下げることなく価格の見直しができたことで、お客様に受け入れていただくことにつながりました。

納品後のお手間を当社が担います

前述の通りこちらの総合病院様では、グループ内で使用する紙製品の取りまとめや配送をご自身でされています。

これは、距離が遠ければ物流費の最適化のために発注の際にMOQ（最低発注ロット）が設定されるため、１施設のみではなく複数施設を取りまとめてロットを整えて発注する必要性が生じます。しかし施設ごとに使用量も消費スピードもまちまちですので、きれいにまとめることは結構手間のかかる作業です。

この目に見えないコスト≒社内でのお手間は、長く続いているルーティンであればあるほど不満要素として浮かび上がりにくいものですが、今回のご縁と当社の提案によって改めて認識していただいたポイントでした。

今回、各拠点からのオーダー、各拠点への配送を当社が直接行うこともご提案させていただき、これら目に見えないコスト削減をお手伝いさせていただきました。

商品コストとお客様に合わせた納品体制を提案したことで、当初ご案内したトイレットペーパーの他、キッチンペーパーやトイレクリーナーなどもご注文いただくことになりました。

納品時の作業や納品場所のご指定など、全体業務における改善点の洗い出しやお客様に合わせた方法などのご提案も行なっておりますので、お気軽に岡崎までご相談ください。