Example 解決事例
地下倉庫へスムーズに搬入
納品形態いろいろ、納品事情もいろいろ
和歌山市内の総合病院への納入時の事例です。
公的病院のため納入する業者は入札によって決まります。こちらの病院は以前、商品納入は業者を通してメーカーからの直送にて納品されていました。
直送は送り側と受け手側のタイミングや事情が合致すると、配送工程を最短化できるので非常に効率が良いやり方といえますが、こちらの病院は大きな病院で、納入物量も多く、地下倉庫へトイレットペーパーを大量にストックする必要があり、且つ受け入れできる時間や場所などが限られていることもあり、従来の納入では双方に負担がかかっているとのこと。
具体的には、
1:病院には納品するための地下倉庫があるのですが、トラックの搬入が想定されていない天井高の地下倉庫のため、一般的なトラックでは乗り入れ出来ず、地下倉庫から離れた場所にトラックを停めて、運転手さんがかなりの距離を台車で少しずつピストンで運んでいました。
2:ピストン移動では通常納品に比べ時間がかかります。昼間は他車の荷卸しもあり混雑しますし、離れた場所での長時間停車も難しいため、納品時間帯が早朝と制限されています。
3:納入時間に受け入れ側である病院の係の人も、その間立ち会いが必要。
これらは、少なくないストレスを双方が抱えてしまっている原因といえます。
課題はさまざま、解決策もさまざま
このような諸事情を解決するためには、天井高に対応した車両が必要不可欠です。
当社では様々なビルへの納品を行なっており、低い天井高の駐車場への搬入にも対応可能な車両を有しておりますので、このような搬入に制限がある案件の入札にも、積極的に参加しています。
今回の案件においては当社が落札し、今年度の納品を請け負うことになりました。
納品配送を担う当社が使用するトラックはワンボックス車の約1.5倍の積載が可能、低い天井高にも対応しているので、スムーズに滞りなく、迅速な納品を実現することができました。
この結果、前述の解決したい状況に対し、
配送側の改善:荷卸しにかかる時間が削減し、運転手の負担が低減、
受入側の改善:病院側の方の立ち合いにかかる時間を大幅に削減、
と、それぞれの問題点を解消することができました。
ラスト1マイルを担うこと
大量輸送で効率をあげる手法は、大都市間移動や大規模施設間での往来ではメリットを享受できますが、今回のように大量納入でも納品場所に制限がある場合や、小ロットを細かく納品するといった場合は、やはり地元のネットワーク上で臨機応変に対応する必要が出てきます。
ECの発達により、B to Cの領域ではラスト1マイル問題が話題にあがっていますが、B to Bにおいても同様の課題が存在していることを実感します。
都市間移動を大動脈とすると、当社のような地元特化型の卸は隅々まで血液を運ぶ毛細血管といえ、どちらも役割は違えどどちらもなくてはならないもの。
配送場所や配送時間など、それぞれのご事情をお伺いし、それぞれにあわせたご提案を行なっておりますので、納品時のご不便やご面倒を感じられた際は、お気軽に岡崎までご相談ください。