価格改定の要因は？

和歌山市内のとある総合病院からトイレットペーパーの見積依頼がありました。

折りからのメーカーの値上げによる価格高騰もあり、現在の納品業者では価格の維持と、商品の安定供給が困難になりそうとのこと。

このような事情から病院側で、“和歌山　業務用トイレットペーパー”、を検索、弊社にお声掛けいただきました。

早速病院へ訪問し、詳しくお話をお伺いします。

ご相談いただいた理由は先述の価格改定と安定供給への不安に尽きるのですが、トイレットペーパーのメーカーが遠方のため、物理的な距離も要因の一つと思われます。

配送における2024年問題はこういったところにも影響が及んでいることを実感します。

加えて、現在の納入業者様は医療系に特化した卸業者のため、数多ある商品群のひとつであるトイレットペーパー単体については詰めていくことが出来なかったのかもしれません。

価格以外の要因は？

来院される方も多い病院ですので、トイレットペーパーが無いという状況は絶対に避けなければいけません。

オファーをいただいてすぐにお見積もりと手配、納品の流れをお打ち合わせすることになりました。

管理する病院の方からは、

・紙切れの心配もなく交換頻度も少なくて済む商品が欲しい。
・在庫切れしそうな場合、早目に商品を届けて欲しい。
・記憶に新しいコロナ禍でのパンデミック発生などで生じる、トイレットペーパーの品不足も心配・・・

このようなご要望をお伺いしました。

それぞれのご要望に対するご提案をお伝えし、新規お取引を迅速にスタートさせることができました。

今回、緊急事態から始まったお取引きでしたが、病院のみなさまにご満足いただき、私たちも一安心です。

長持ちトイレットペーパーの正体

価格と安定供給をクリアした上で、病院側のご要望である、”紙切れの心配を無くしたい”、というご要望にお応えできる商品を提案することも重要なミッションです。

とにかく紙切れを避けなければならないため、まず紙交換頻度を抑えることでリスクを減少させる＝手間がかからないことを優先事項として設定しました。

交換頻度を少なくするためには、シンプルにトイレットペーパー1ロール辺りの長さが増えることで解消できます。しかし、使用感が著しく悪くなってしまっては意味がありませんので、業務用トイレットペーパーとして最長、且つ使用感もさほど問題のない250ｍのロングロールをご提案しました。

ちなみに、通常家庭用は50～60ｍ、一般的な業務用だと130～150ｍですので、今回のご提案商品がいかに長いかおわかりになると思います。

1ロールが長くなることにより、紙切れの心配も低減し交換頻度も減少しました。また、家庭用商品や一般的な業務用商品とくらべ、今回ご提案しました業務用トイレットペーパー1ロールあたりの体積はほとんど変わらないため、同じ長さでも倉庫スペースは従来より格段に少ないスペースで保管が可能となります。これは地味に嬉しいポイントですね。

安心をかたちにするために

供給面では、大型車でメーカーから大量に仕入れて自社に在庫することで安定供給を確保しました。

必要なものを小出しに、きめ細かく納品を行なっている点にもご評価いただいています。

特に契約などで納入価格期間が決まっている場合は、お客様にネガティブな影響を及ぼさないように、メーカーとの交渉含めて、密なコミュニケーションをとるように心がけています。

諸般の理由やトラブル等で安定供給がままならない場合でも、ご相談いただいた際はお客様それぞれのご要望にそうよう最大限の努力でお応えいたしますので、現状でのご心配などございましたらお気軽に岡崎までご相談ください。