Example 解決事例
ほどよい紙質、ベストな商品
改善の一歩は現状把握から
お得意様からお問い合わせをいただきました。
現在、他社から購入されているペーパータオルについて、
「現場の使用者から紙質が薄いため使いづらく、他の商品を探して欲しい」
という要望があがっているとのこと。
この要望に対し、複数の仕入先に提案依頼をされていらっしゃるとのことです。
使い心地=品質についての要素となりますので、現在お使いのペーパータオル品質を把握するため、先方にお伺いし、現在お使いの商品を数枚サンプルとして頂戴します。同時に、実際に使うにあたっての紙質についてのご要望をお伺いしました。現場のリクエストは、
「ハードタイプでしっかりしながらも使用感がマイルド、紙厚が現在よりも厚手のもの」
という内容です。
当社以外にも複数社に同様の要望で商品提案を依頼されているとのことでしたが、実際に使用されている現場の方からの要望であるため、当社は紙質に特に重点を置いた商品選定を行いました。
丁寧なヒアリングから理想の商品を見つけ出す
頂いたサンプルを社内で十分吟味します。
1:現在使用されているペーパータオルより紙質を丈夫に、
2:それでいて、使い心地は柔らかくマイルドに、
どちらも価格面ではなく、機能・品質面の改善希望が根底にあります。
とはいえ、品質を上げれば当然価格も上がり、お客様の想定を超えてしまえば採用には繋がりません。
お預かりしたサンプルと、使用しているメーカー・商品名をお伺いし、基準を設定することができました。お打ち合わせとヒアリングを行うことで、おおよその価格帯もみえてきましたので、今回は複数提案することを避け、ひとつの商品に絞って提案することにしました。
ここで複数提案すると、紙質だけでなく価格にも引っ張られることが想定され、その結果本来の要望である紙質について妥協が生じる可能性が生まれます。
手配、購入をするご担当者様も使う方と同じ“人”ですので、複数の提案商品で価格が安いものがあれば、どうして安いのか?安くてもある程度満足できるもの?品質がベストでなくてもベターであれば安いものにしようかな、と思考や感情が価格の影響を受けることが想定できます。
長く使うものですので、本当に同じ品質で価格差があるのであれば、購入しやすい=継続しやすい、という観点では、複数提案も良いのですが、今回はあくまで使用される方が満足できる品質にフォーカスし、迷わないためにも品質と価格双方におけるベストといえる商品をズバリ1商品のみ提案いたしました。
紙製品の専門卸業者だからできること
今回提案した商品は、私どもとしても新たなお取引メーカーの商品です。こちらのメーカー様のラインナップにお客様の要望に合致する商品があったことも幸いし、紙質・価格ともご納得の上、ご購入いただけることとなりました。
卸業という性質上、多くのメーカー様の商品を取り扱っておりますし、お取引先様も多数存在します。ペーパータオルというカテゴリーに松竹梅のラインナップがあるとすれば、取り扱い可能なメーカー様の数だけ選択肢も増えてきます。
多くのラインナップの中からお客様のご要望に沿った商品を提案できることは、普段から多くの商品を取り扱い、それぞれの特性を理解しているからこそ。ですので、今回の提案商品の採用には、“ほっと”一安心しました。
当社と既にお取引いただいております企業様はもちろん、久方ぶりの企業様や初めての企業様も、ご使用される現場のちょっとしたご要望などございましたら、いつでもお気軽に岡崎までご相談ください。