Example 解決事例
粉末洗剤のお問い合わせ

紙屋なのに粉末洗剤?
紙製品をお届けさせていただいていた和歌山市内の病院・介護施設様のグループからのお問い合わせです。
従来から粉末洗剤を仕入れしていた業者様から商品がスムーズに届かなくなってしまったとのこと。今現在取引されている別の洗剤業者様にも粉末洗剤の取り扱いはあるそうですが、価格が若干高めだそうです。もう少しお手頃価格の商品はないでしょうかというお問い合わせです。
当社では洗剤等の取り扱いはしていなかったのですが、お客様からのご相談とあれば解決しないわけにはいきません!
早速心当たりのあるメーカーへ直接連絡をとり、お見積りとサンプルを手配し、それをもとにお客様へ商品案内です。
そもそも粉末洗剤って?
みなさまご自宅でご使用されている洗剤は粉末ですか?
多くの方は液体洗剤という答えが返ってくると思います。私もそうです。
洗剤売り場に行くと、ひと昔まえまではうず高く箱に入った粉末洗剤が店頭で販売されていたのですが、今はすっかり見なくなっています。気になったので調べてみました。
日本石鹸洗剤工業会が公表している1987年から2020年までの洗剤販売推移を確認してみると、販売数量での比較で、液体洗剤は2002年くらいから増加し、2011年くらいに粉末洗剤の販売数量が逆転しています。

粉末洗剤の減少について、さらに調べてみました。
粉末洗剤は、粉末洗剤は弱アルカリ性で洗浄力が強く、皮脂汚れや泥汚れをしっかり落とせるというメリットがあります。また、液体洗剤に比べて低価格且つ大容量の製品が多くでコストパフォーマンスが良い点も魅力ですし、さらに言うと、プラスチック容器不要のため、包装の観点ではエコともいえます。
デメリットとして、水に溶けにくく、冬場は特に衣類に洗剤が残るリスクがあることや、 溶け残りを防ぐためにすすぎの回数が増え、水の使用量が多くなることが挙げられます。
近年の洗濯市場では、液体洗剤やジェルボール型洗剤の人気が高まり、加えて最新の洗濯機では粉末洗剤の使用をすすめていない機種も存在することもあり、粉末洗剤の需要は徐々に縮小傾向にあります。
しかし今回ご相談いただいた病院・介護施設業界では粉末洗剤の需要が今も高いようです。
深掘りしてみたところ、病院や介護施設で粉末洗剤がまだ広く使用されているその理由として、強力な洗浄力・除菌効果・コストパフォーマンスが挙げられます。特に、体液や薬液による汚れをしっかり落とす必要があるため、粉末洗剤の弱アルカリ性の特性が適していると考えられます。
さらに、病室や居室のリネン洗浄に粉末洗剤が使用されることも多いようです。これは、業務用洗濯機との相性が良く、高温洗浄が可能なため溶け残りの問題が少ないことが理由の一つかもしれません。
こうやってみると、減少傾向の粉末洗剤も病院・介護施設ではその用途、目的からまだまだ現役であることがわかります。
病院・介護施設のための最適な洗剤選び|強力洗浄&コストパフォーマンスに優れた「アワーズ」
今回のご要望に応えるべく、提案させていただいた商品は、「アワーズ」という粉末洗剤です。このアワーズについてご紹介します。
1:高い洗浄力
- 弱アルカリ性で、血液・皮脂・食べこぼしなどをしっかり分解。
- 医療用リネンや介護用寝具の除菌洗浄に適している。
2:圧倒的なコストメリット
- 液体洗剤よりも安価で、病院・施設の経費削減に貢献
3:業務用洗濯機との相性
- 高温洗浄対応で、溶け残りなくスムーズに使用可能。
- すすぎ性能が良く、衛生面も安心。
4:環境負荷の低減
- プラスチック容器不要で環境配慮の観点からも優秀。
- 長期間保存が可能なため、無駄を減らせる。
このようなメリットが確認できるアワーズを、お客様に見本品をお試しいただきました。
結果、コスト面と実際の使用感含め、無事ご採用いただけることになりました。専門外の商品でしたが、しっかり深堀りして案内できて良かったと思います。
導入以降、お客様の必要な数量を紙製品と一緒にお届けさせていただいています。これがきっかけで、他のお客様にもお声掛けさせていただいたところ、新たにご採用いただける機会も増えています。
こちらのアワーズですが、価格面での優位性はもちろん、紙製品同様要るものを要るだけ、柔軟な納品体制でお届けしておりますので、ご興味お持ちいただいた施設様や企業様におかれましては、岡崎までお気軽にお問い合わせ、ご相談ください。

