止まった受注

この２～３か月ご注文が止まっている就労支援施設様があり、気になったので訪問させていただき現状をお伺いしました。

お話しを伺うと、昨今の値上ラッシュのあおりを受け、経費削減指示のもと購買品の仕入れ見直しが行われていました。

色々な商品の仕入れをされている中で、とりあえず業務に影響の出にくい日用消耗品から見直しをとの事になり、今回トイレットペーパーとペーパータオルが対象となっていたそうです。

省みるきっかけ

今回、当該施設様が取り組まれた経費削減を目的とした商品の見直しは、当社ではなく他社にご相談されたようで、こちらで既に購入されていました。

この見直しにおいては価格面に特にフォーカスされて作業が行われたため、使い心地や使い勝手が悪くなってしまい施設内でも不満が出てしまったとの事で、再度変更を検討しているとお聞きし、あらためて当社も提案させていただけることとなりました。

このような経緯が生まれた背景を少し説明します。

ここ数年当社はこちらのお客様に対して、ご購入いいただいている商品の値上げを何度かお願いする事があり、都度ご理解いただいて参りました。

度重なる値上げのお願いをする中で、お客様内で総合的な運営コストの削減の動きがあることは私達も察知していたのですが、そのような状況をつい傍観してしまい、こちらから適切なご提案ができなかったことが、今回の事態を招いたと認識しています。

お客様にご満足いただくことを大切にしている当社ですが、サービスだけでなく価格についてもできる限りお客様に寄り添っていかなければなりません。
お客様のそばに居て顔が見えているのに、見つめていない…今回の出来事は自身を省みる大きなきっかけとなりました。

あらためてご満足いただけるご提案を

ペーパータオルは価格を抑えたうえ、紙質にもご納得いただける物を提案する必要があります。

しかし、以前納めさせていただいていた商品の価格をそのまま下げることは厳しい面があります。

そこで、”切り替えられたことにより紙質が変わってしまい不満が出ている”という事実を踏まえ、今回は適切な別の商品をあらためてご提案することにしました。

同等の紙質を同じサイズで見繕うことは難しいため、現状の中判サイズから小判サイズに変更することで価格も抑えられ拭き応えもある、色々な種類のサンプルを用意し、実際にお使いいただき、選んでいただきました。

ペーパータオルの切り替えと同じくして、トイレットペーパーも海外製の安価なものに変更してみたものの、こちらは紙質が固く使い勝手が悪かったと伺いました。

そこで、同品質でもメーター単価の下げられる長尺ものや、同じメーカーでも一段安価なものなど、こちらも数種類のサンプルをお出しして検討していただきました。

実際にお試しいただき、これまでとは少し紙厚の薄いものになりますが、その分ソフトな肌触りの、他メーカーのものに落ち着きました。

紙製品に限らず昨今の価格高騰傾向の中では、単純に同じ商品の価格を下げることは難しいのですが、今回のようにサイズや厚さなどを変更することで価格を抑えることは可能です。

少しでも経費を抑えたいがなかなか言い出しにくい、そんなお気持ちは重々わかります。でも、そんな時こそご遠慮なさらずに、岡崎へご相談ください。